太陽系意識とつながるインド占星術講座ブログ

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みなさん、こんにちは。
星慧学ラボのミチユウです。

 

もう終わったのは
先月のことになりますが
インド占星術応用講座で
「心と身体」というテーマで
3回シリーズでしました。

 

そこでアーユルヴェーダの体質診断、
発達障害、七大習慣病、エイズなど
様々なテーマで講座をしました。

 

アーユルヴェーダを除く
その他のことは、
現代日本特有のものが多く
インド占星術の本を見ても
ほとんどはわからず、
完全な独自研究になりました。

 

とても大変だったと同時に
インド占星術凄さ、正確さを実感できる
大変興味深い研究でした。

 

3回シリーズを終えて
本当にやりきった〜
という達成感でいっぱいになりました。

 

さて、その中から興味深い事例があったので
今日はそれを紹介したいと思います。

 

 

人の性質の大まかな部分は
第1室(アセンダント)、太陽、月を見れば
7割方わかるような感じがあります。

 

ただ、そのそれぞれの違いがどう現れているのか
なかなかわかりずらいものです。

 

今回の講座で取り上げた
ヴィト・ジェノべーゼという人物を見たら
この違いがとてもよくわかりました。

 

ヴィト・ジェノベーゼは、
あの名作「ゴッドファーザー」で
マーロンブランドが演じた
「ドン・コルレオーネ」のモデルとなった男です。

 

こちらが彼のホロスコープです。
ヴィト・ジェノベーゼ

 

ホロスコープをひと目見て
驚いたのが、何とアセンダントがてんびん座。

 

更に金星がマラヴィア・ヨーガを形成、
しかも、無傷です。

 

社交的で、愛と調和の性質を
持ちあわせている配置です。

 

マフィアのボスにそんな配置が
あるのかと驚きです。

 

ウィキペディアで彼の私生活での
特徴を見るとそれが納得です。

 

ハイランズの住民には評判が良かった。
近所の理髪屋に通い、
地元のゴルフトーナメントに顔を
出して何回か優勝カップを手にした。

 

長年付き合いのあった隣人は、
よく家に呼ばれて話をしたり食事をした。

 

収監が決まった時、隣人は、

 

他人が何を言おうが、
彼は優しくて温厚な紳士だ。

 

(離婚後)子供が巣立ち、
寂しく暮らしていたので可哀そうだった。

 

刑務所から戻る日を待ちわびている」
とコメントした。

 

 

彼は「優しく温厚な紳士だ」
というのがこのてんびん座の
マラヴィヤ・ヨーガの特質をよく表しています。

 

そして、彼の月は出生図では
凶星の影響を受けておらず、
大吉星の木星とコンジャンクションしています。

 

月が無傷のマフィアってどんな人なんでしょう。
これも彼の私生活での特徴を見ると納得です。

 

Wikipediaでは次のように書かれています。

 

仕事とプライベートを峻別し、
プライベートでは平和と安らぎを求めた。

 

長年住んだアトランティック・ハイランズでは
ギャングの匂いを消し、
堅実な実業家のように振る舞った。

 

近隣住民と交流し、教会に毎月寄付した。

 

教会が新しい階段を新設しようとした時は
喜んで資金援助を申し出た。

 

子供を敬虔なカトリック学校に通わせ、
犯罪と縁のない道を歩ませた。

 

ジェノヴェーゼの素性を知っていた地元警察は、
「子供は皆行儀正しく敬虔」と、
その「良き父親ぶり」に驚いた。

 

「プライベートでは平和と安らぎを求めた」
のはこの無傷の月から来ているのでしょう。

 

月と木星のコンジャンクションは
心優しく、温厚な傾向を表しています。

 

しかも、教会に毎月寄付をしたというのも
この月と木星がコンジャンクションし
宗教的な傾向を持った月の性質が
現れているのでしょう。

 

良き父親ぶりもこの無傷の月の
現れなのでしょう。

 

収監直前には隣人に、
「刑務所に行くのは構わないが、
麻薬の罪というのが困る。

 

孫が知ったらと思うと胸が張り裂けそうだ
と語っていたという。

 

孫を溺愛し、孫に自家製パスタを
ご馳走するのが好きだったという。

 

仕事では恐ろしいマフィアでしたが
プライベートでは孫が大好きで溺愛する
優しいお祖父さんだったようです。

 

これも月と木星のコンジャンクションの
現れなのでしょう。

 

では、月も第1室もいいのに
なぜ、マフィアなのでしょうか。

 

彼の性格は残忍で狡猾、
権力欲が旺盛だったとあります。

 

それは蠍座に在住する太陽が強烈に
傷ついているところに現れています。

 

太陽は仕事や公の場での活動を表す惑星です。

 

何がどう悪いかについては
この記事だけを読んで
ホロスコープの読み方について
変な誤解を招きたくないので
詳細に関しては講座でお話したいと思います。

 

どうして、このような一見
矛盾するような性質が内在しているのか。

 

インド占星術では人間の複雑な側面、
一見矛盾する性質が
とても良く現れていることがわかります。

 

プライベートでは月の温厚さが現れ、
仕事では太陽の冷酷さが現れていたのです。

 

どちらも本当の彼の性質なのでしょう。
人はわからないものです。

 

太陽と月がどれほど
性格や性質に重大な影響を与えるのか。
どのように違いとして現れるのか。

 

とてもわかりやすい事例でした。

 

 

続きを読む≫ 2016/06/30 17:06:30

インド占星術をしていると多くの場合、良いのか悪いのか、肯定的か否定的か、吉星か凶星かといった価値判断をしがちです。しかし、このような判断をしているとインド占星術を本当に有効に使うことはできないと私は考えています。

 

心理占星術の巨匠ノエル・ティル氏は星の配置にいかるなる価値判断も含まずに、緊張が次第に充足へと変わっていくプロセスと捉えるため、「成長のための緊張」という概念を提唱しています。

 

人間が成長するときには、必ず障害や困難、乗り越えなければならないものがあり、そのときには必ず緊張があります。緊張を喜んで受け入れ、上手に利用する人は、人間として、魂として、大きな成長があります。

 

 

凶星と呼ばれる惑星の中で火星と土星は緊張を伴うストレスをもたらします。しかし、それが同時に成長する力にもなるのです。そういった意味では人間の成長のために凶星は重要な働きがあります。

 

火星は怒りや攻撃性をもたらすだけでなく、集中力、行動力、勇気を与えます。土星は不安や恐怖心をもたらすだけではなく、忍耐強さ、現実的視点、自己反省力を与えます。

 

 

インド占星術は、自分が未熟な部分を知り、どの部分で成長していく余地があるのか、どの部分で成長を求められるのかを示しています。

 

インド占星術の結果をただ、良いのか悪いのかという判断をするのではなく、一見悪い配置と思われる配置にについて、自らの人生の中で、どのように成長のチャンスに変えていくのか、意味付けするのかがとても大切なのだと思います。

 

それをせず、良いか悪いかだけで判断していると、インド占星術は人生に絶望感を抱かせるものになってしまい、インド占星術に心を支配されることになってしまいます。インド占星術はあるがままの現実や人生を受け入れ、そして、様々な精神的な成長、浄化の努力をしていくことで生きることへの希望を見出し、人間として、魂を成長させるために使うものなのだと私は思っています。

 

 

私たち占星術家は、ホロスコープをリーディングするとき、一見マイナスに思える配置がどんな意味を持っているのか考える習慣を身につけることが大切です。そうしてこそ、インド占星術を学ぶ意味があり、人々に役立てるのだと私は思います。

 

 

 

続きを読む≫ 2014/09/18 20:23:18

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